ABBAからフィーカまで。スウェーデンってどんな国?

Updated 2024-01-01
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スウェーデンと聞くと何を思い浮かべますか?

北欧デザインとして有名なイケア、『マンマ・ミーア』でおなじみのABBA、進んだ福祉制度、あるいは極寒の冬...。

北欧のなかで最も広大な国、それがスウェーデン。
ノーベル賞の発祥地であり、古き良き歴史を刻む美しい首都ストックホルムを抱え、北欧の中でも大きな存在感を放っています

意外と「スウェーデンはこんな国」と思い付かない方も多いのでは?

この記事では、そんなスウェーデンの特徴や魅力、文化を解説していきます

ぜひ最後までお読みください。本ページはプロモーションが含まれています。

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スウェーデンってどんな国?|基本情報編

ミッドサマーを祝うスウェーデン人

まずは、スウェーデンの基本情報から。

スウェーデンは、ヨーロッパの北部、スカンディナビア半島の東側に位置します。デンマークとの間にはエーレスンド海峡が広がり、西側にはノルウェー、東側にはバルト海とフィンランドと接しています。

面積は約45万平方キロメートルで、日本の約1.2倍。しかしその人口は約1000万人と、日本の12分の1に過ぎません。
この国で話される言語はスウェーデン語ですが、国民の英語力は世界でもトップクラス。留学生を対象にした「世界最大の英語能力指数ランキング」では、なんと第2位を誇ります。そのため言葉の壁を心配する必要はありません

首都はストックホルムで、美しい古城や教会、博物館などがあり、観光地としても人気があります。スウェーデンは「王国」であり、現在はカール16世グスタフが国王を務めています。

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スウェーデンってどんな国?|観光編

ストックホルムの街並み

スウェーデンの観光地といえば、まずは首都ストックホルムが挙げられます。古き良き建築物とモダンなビルが混在する街並みが特徴で、旧市街「ガムラスタン」は特に人気のスポット。ノーベル博物館やストックホルム王宮、そして美しいカフェやショップを楽しむことができます。

さらに世界的な音楽グループ、ABBAの魅力を堪能できるABBAミュージアムは他にないユニークな観光名所として。「北欧のヴェルサイユ宮殿」と称されるドロットニングホルム宮殿は観光のハイライトとしておすすめです。

北欧最大の遊園地リセベリがある第2の都市ヨーテボリ、スタジオジブリの映画『魔女の宅急便』の舞台とも言われるゴットランド島にある世界遺産の街ヴィスビューなど、スウェーデン国内には、様々な魅力を持つ観光地があります

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スウェーデンってどんな国?|文化とライフスタイル編

「ラーゴム(Lagom)」という言葉をご存知でしょうか?
これは「ちょうど良い」を意味するスウェーデンの言葉。スウェーデン人のライフスタイルを象徴しています。適度な量、適度なライフワークバランス、適度なコミュニケーションが求められ、それが幸福な生活の秘訣とされています。

「フィーカ(Fika)」という休憩時間はその象徴。直訳すると「おやつ・休憩の時間、コーヒーブレイク」とという意味になりますが、これは単なる休憩時間ではありません。人々が集まり、会話を交わし、共有する重要なスウェーデンの文化です。フィーカは家庭でも職場でも、あらゆる状況で行われ、スウェーデン人にとって日常生活の一部になっています。

自然を大切にする文化も深く根付いています。その象徴が「Allemansrätten(アレマンスレッテン)」という法律。
「すべての人の権利」を意味し、誰でも自然を自由に楽しむことができることを保証しているものです。ハイキングやキャンプはもちろん、森でのベリーやキノコ採りも誰でも自由に楽しむことができます。ただし、その自由は自然を尊重し、傷つけないという原則に基づいています。

スウェーデンの自然

そんなスウェーデンのラーゴムと自然を大切にする文化が影響しているのが、スウェーデンデザインではないでしょうか。

インテリアブランド「イケア」は日本でも有名ですね。スウェーデンは北欧デザインの中心地であり、そのデザインは機能性と美しさ、を組み合わせたものが特徴です。イケアの家具はその代表例で、シンプルでありながら温もりを感じる機能的なデザインが、世界中で人気を博しています。

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スウェーデンってどんな国?|スウェーデン料理編

ミートボールの写真

旅行と言えば、その土地の料理を楽しむのも醍醐味。スウェーデンの代表的な料理と言えば、ミートボール。「IKEA」でおなじみのこの料理は、肉ボールに甘酸っぱいリンゴンベリーのソースをかけたもので、スウェーデンの家庭料理の象徴とも言えます。

他にも、スウェーデンは海に囲まれているため、魚介類を用いた料理も多くあります。特に「スーストロミング」はスウェーデンの伝統的な魚の保存食で、その独特な風味は1度は試してみる価値があるでしょう。

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コレ、実はスウェーデンから!

せっかくスウェーデンに旅をするなら、北欧にに由来があるものを知ってみませんか?
意外と知らない「スウェーデン発祥のモノ」をご紹介します。

スウェデン発祥のモノ1. シナモンロール

シナモンロールの写真

シナモンの甘い香りとたっぷりの砂糖。「アメリカ発祥では?」と思われがちですが、実はスウェーデンから。スウェーデンでシナモンロールはKanelbulle(カネールブレ)と呼ばれます。第一次世界大戦後、小麦粉や砂糖の流通をきっかけに、パン職人が考案しました。

スウェーデンのシナモンロールは「カルダモン」というショウガ科の香辛料が入っていることが特徴。「スパイスの女王」と呼ばれるカルダモンはなんとも高貴な香り。またトッピングにはアイシングではなく、粒状の砂糖がのっており、食感のアクセントとして楽しむことができます。

スウェーデン人がこよなく愛するフィーカの時間に、この風味豊かなシナモンロールを味わい、「ホッ」と一息するのはスウェーデン人の定番です。ちなみに10月4日は、スウェーデンの「シナモンロールの日」。
この時期にスウェーデンを訪れると、あちらこちらでシナモンロールの甘い香りがしてきますよ!
ホッと一息、「フィーカ」のお供にいかがでしょうか?

スウェデン発祥のモノ2. イケア

青と黄色のイケアの店舗©︎ Per Pixel Petersson/imagebank.sweden.se

イケアといえば、スウェーデンにて商品が企画・デザインされており、「北欧家具ブームの先駆け」として有名です。スウェーデン国旗と同じ「青」と「黄色」の印象的な建物の中に並んだ、シンプルでナチュラル志向のインテリアは、世界中で愛されています。

実は北欧のインテリア産業の発展には、気候が大きく影響しています
北欧は、北極に近い北に位置するため、冬は厳しい寒さと日照時間の短い日々が続きます。つまり、自然と「屋内で過ごす時間」が長くなってしまう。そこから、北欧の冬に負けまいと、心地よい空間を作る知恵が生まれました。

イケアのデザインは、いかに「家で過ごす時間を快適に優雅に過ごせるか」を追求した結果なのかもしれませんね。
インテリアまたはイケアに興味がある方は、イケアミュージアムやイケアホテルに足を運ばれてみてはいかがですか?

スウェデン発祥のモノ3. H&M

ストックホルムにあるH&Mの店舗©︎ Simon Paulin/imagebank.sweden.se

日本でも大人気、ハイセンスなファストファッションブランド、H&M。1947年に、Västerås(ヴェステロース)とういう、ストックホルム郊外に位置する都市で、アーリン・パーソンという女性が、婦人服専門店「Hennes(ヘネス)」を創業したことから始まります

女性向けの洋服を扱う小さなブティックが、今ではファッションからインテリアまでを取り扱う、世界的なブランドへと成長しました。ちなみに、当初の店の名前「Hennes」とはスウェーデン語で「彼女の」という意味。後にパーソンは、1968年に狩猟用品店の Mauritz Widforss(マウリッツ・ウィドフォース)を買収。メンズウェアもスタートし、社名をHennes & Mauritz(ヘネス アンド マウリッツ)に変更。そしてこの頭文字をとり、現在の「H&M」となりました。

1976年、ロンドンに北欧以外の初の店舗をオープンさせて以来、現在は世界60カ国箇所以上に約4100店舗を展開。
有名デザイナーとのコラボレーションも多いH&M。ストックホルムには、ヘルシーフードをコンセプトにしたH&Mカフェ、It’s PLEATも。ぜひ、ショッピングとフィーカの両方を楽しんでください。

スウェデン発祥のモノ4. ボルボ

ボルボの車©︎ Simon Paulin/imagebank.sweden.se

スウェーデンを代表する高級自動車メーカーとして、日本国内にも熱狂的なファンを持つVOLVO(ボルボ)。1927年に車の生産を開始します。

ボルボの設計の基本は、常に安全でなければならない」というボルボ創業者の言葉に従い、厳しい気候条件に対応する丈夫な設計、そして「人」のために発想・デザインするボルボの哲学は、世界中に革新的なアイディアをもたらしました。
実は、今では常識となっている安全装置「3点式シートベルト」はボルボが開発したもの

そして、この特許の利用を無償化にしたことで、多数の他自動車メーカーに採用されました。この技術は世界中で100万人以上の命を救ったと言われています。
スウェーデン国内には、ブルー・トレイン:ボルボ工場ツアーやボルボ・ミュージアムなど、ボルボの魅力に心酔する嬉しい機会が!興味がある方はぜひチェックしてみてください。

スウェーデンってどんな国?|まとめ

スウェーデンのミッドサマーの様子とストックホルムの街並み

このように、「スウェーデンはどんな国か」を表すと、自然の豊かさ、ユニークな文化とライフスタイル、デザイン、美味しい料理など、さまざまな一面が見られます。

旅行を計画する際には、ぜひスウェーデンを候補地に加えてみてはいかがでしょうか?
その美しい風景と心地よいライフスタイル、そしておいしい料理があなたを待っていますよ!

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