スウェーデン王室の秘密・1

誰もがきっと一度見たことがある


© Ola Ericson/imagebank.sweden.se

「世界で最も美しいロイヤルファミリー」とも呼ばれるスウェーデンの王室は隠された魅力がいっぱい!今回は全3回企画でたっぷりとご紹介。

 

カール16世グスタフ国王と時期国王のヴィクトリア王女、プリンセスのエステル王女(公式インスタグラムkungahusetより)

 

世界で初めて「女王の王位継承を認めた国」

1980年まで、スウェーデンの王位継承法は男子優勢でした。現国王のカール16世グスタフ王には上に4人の姉がおり、第5子として誕生しましたが、男子優勢の当時では、1973年にカール16世グスタフ王が王位を継承。

その後、1976年から王位継承法を「男子優先」から「長子優先」に改正する議論が始まります。そして4年後、ついに実現。世界で初めて「女王の王位継承」を認めた国となりました

これにより、スウェーデンの時期国王には、長女のヴィクトリア王女が即位をし「女王」となることが決まっています

 

ヴィクトリア王女とカール16世グスタフ国王(公式インスタグラムkungahusetより)

 

1977年に誕生したヴィクトリア王女の2年後にすぐ男性のカール・フィリップ王子が誕生しましたが、王位継承法の改正の議論が止むことはありませんでした。すでに男女平等に対する意識が高かったスウェーデンならではなのかもしれません。

ちなみに、1980年以降にはスウェーデンに続き、お隣のノルウェー、デンマーク、そしてベルギー、オランダが次々と王位継承法を「長子優先」に改正。そして現在、ノルウェー、ベルギー、オランダでは第一子に「王女」を授かっているため、次世代のヨーロッパでは女王国が多くみられるようになるでしょう。

 

親しみあふれるロイヤルファミリー

(公式インスタグラムkungahusetより)

 
人気が低迷した時期もありましたが、今では国民から高い関心が寄せられているスウェーデン王室。その理由の一つはきっと王室の「オープンさ」。

外出などの警備が他国に比べ緩やかであることも知られ、そこから王室と国民との「隔たりのなさ」や「親近感」を感じさせてくれます。

 

カール16世グスタフ国王が応援に駆けつけている様子、国王は右から二番目(公式インスタグラムkungahusetより)

 

そして、人間味溢れる話題がさらに国民との距離を縮めているのかもしれません。

カール16世グスタフ国王はスポーツ好きとして有名。オリンピックなど国際大会で熱心にスウェーデンを応援する姿がInstagramなどSNSを通じてよく発信されています。

 

フィリップ王子とソフィア妃がディスレクシアのセミナーに向かう様子(公式インスタグラムkungahusetより)

また、国王、長女ヴィクトリア女王、長男カール・フィリップ王子は学習障害の一つであるディスレクシアを抱えていることを正式に公表。ディスレクシアのグローバルサミットに出席するなど、この障害によるいじめや差別をなくす運動に力を入れています。

そして、ヴォクトリア王女は過去に拒食症を患っていたことも公表。適切な治療で克服し、結婚相手となるダニエル王子とも回復の経過で出会いました。王室の「正直な姿勢」は国民に信頼をもたらし、「プリンスやプリンセスも私たちと同じように、悩みを抱えている」と勇気付けたことでしょう。

 

国民に愛されるのはなぜ?

ミッドサマー(夏至祭)にて(公式インスタグラムkungahusetより)

男女平等を世界でいち早く王室に取り入れ、多様な価値観や人間性を受け入れることに寛容なスウェーデン王室。

「王室」という伝統を保ちながらも、気さくで親しみ溢れる姿に、国民は好感を持つのかもしれませんね。
 
 
次記事では、ファッションアイコンやロールモデルとしても人気の高いヴィクトリア王女を特集!
 

スウェーデン王室の秘密・2 〜次期女王のヴィクトリア王女〜

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