ウィーンで何食べる?カフェ巡り&オーストリア料理レストラン完全ガイド
Updated 2025-03-28
目次
ウィーンの街はどこを切り取っても絵になるけれど、実は“カフェ”文化やオーストリア料理など、グルメも魅力的。
ウィーンの街角には、クラシック音楽が流れる老舗カフェ、地元の人々でにぎわう伝統料理のレストランなど、食にまつわる魅力がぎゅっと詰まっています。
本記事では、ウィーンを訪れたらぜひ体験したいカフェ文化の楽しみ方や、オーストリア料理を味わえるおすすめレストランをご紹介。
一人でも入りやすかった雰囲気やおすすめメニューなど、体験談を交えてご紹介します。
おしゃれで落ち着く、ウィーンのカフェ巡り
ウィーンを歩くなら、カフェはぜひスケジュールに組み込んでおきたいスポット。
格式高い老舗から、レトロな雰囲気の隠れ家カフェまで、どこも個性豊かで居心地の良い場所ばかりでした。
どこに行こうか迷ったときは、今回紹介したカフェを参考に、気になるお店をのぞいてみてくださいね。
ウィーンのカフェ1. Gerstner K.u.K Hofzuckerbäcker(ゲルストナー)
筆者が1人で行ってみて、一番満足感が高かったのが、ゲルストナーです!

皇室御用達の歴史を持つ、格式高いカフェ。
ブルーの壁の部屋や豪華なシャンデリアなど、まるで宮殿のような空間。

こんなにも格式高そうなのに、スタッフの方がとても親切でプロで、1人でもこの贅沢な空間を、気兼ねなくゆっくりと楽しむことができました。
1階はショップになっており、シシィゆかりのスミレ菓子などが有名。お土産にもピッタリです!
Gerstner K.u.K Hofzuckerbacker(ゲルストナー)
Kärntner Str. 51, 1010 Wien, オーストリア
営業時間/毎日8:00 - 22:00
ウィーンのカフェ2. Café Central(カフェ・ツェントラル)

ウィーンの超有名カフェです。
朝の開店前から並ぶ人も多いですが、店内が広いため意外とすぐに入れることも。
やや「観光地化」感がありますが、"カフェ"の規模ではない高い天井や生のピアノ演奏など、一見の価値ありです。
ずらーっとならんだ可愛いケーキのディスプレイから選べるのが嬉しいところ!
Café Central(カフェ・ツェントラル)
Herrengasse 14, 1010 Wien, オーストリア
営業時間/毎日8:00 - 22:00
ウィーンのカフェ3. Palmenhaus(パルメンハウス)

かつて温室だった美しいガラス張りの建物で、緑に囲まれた南国ムードが漂うレストラン。
オーガニック素材にこだわった料理も魅力。やや高めの価格帯ですが、雰囲気も味も文句なし。
Palmenhaus(パルメンハウス)
Burggarten 1, 1010 Wien, オーストリア
営業時間/毎日8:00 - 22:00
ウィーンのカフェ4. Café Sacher(カフェ・ザッハー)

ウィーンを代表するデザート「ザッハートルテ」発祥の店。
朝食がわりに、朝一の時間帯を狙って行ったので、比較的スムーズに入店できました。

濃厚なチョコレートのコーティングとしっかりめのスポンジが特徴で、クラシックな店内で味わえば格別!
隣のショップで売られている、立派な木箱に入ったホールのザッハートルテは、お土産にオススメです。
Café Sacher(カフェ・ザッハー)
Philharmoniker Str. 4, 1010 Wien, オーストリア
営業時間/毎日7:00 - 22:00
ウィーンのカフェ5. Café Hawelka(カフェ・ハヴェルカ)

グラーベン通りの小道を入った先に、ウィーンの“レトロ可愛い”がぎゅっと詰まった一軒。
1936年創業、戦後から今の場所に構えるこの老舗カフェです。
芸術家や作家たちの溜まり場として親しまれた場所で、今も変わらない店内には、ポスターや古いコーヒーミルが並び、時間が止まったような空気が漂います。
名物はほんのり甘い蒸しパン「ブフテルン」。ゆっくりしたい夜に似合う、落ち着いた一軒です。
Café Hawelka(カフェ・ハヴェルカ)
Dorotheergasse 6, 1010 Wien, オーストリア
営業時間/7:00 - 22:00(日曜のみ10:00から)
ウィーンのカフェ6. Demel(デメル)

王室御用達カフェ。
シシィも愛したというこの店では、ショーケースからケーキを選ぶワクワク感も楽しみのひとつ。
軽やかなスポンジに濃厚チョコが重なる「デメルズ・ザッハートルテ」はもちろん、パンや朝食メニューも人気。
常に観光客が並んでいるので、朝イチがおすすめです。
Demel(デメル)
Kohlmarkt 14, 1010 Wien, オーストリア
営業時間/10:00 - 19:00
ウィーンのカフェ7. Cafe Sperl(カフェ・シュペール)

1880年創業のカフェ・シュペール。ローカルの方が多い、地元に根付いたカフェです。
1人でゆっくりしたい時におすすめで、読書やゆっくり考え事をしたい時にぴったりでした。
価格帯もリーズナブルで、比較的混んでいない、落ち着く場所です。
Cafe Sperl(カフェ・シュペール)
Gumpendorfer Str. 11, 1060 Wien, オーストリア
営業時間/7:00 - 22:00
ウィーンのカフェ8. Kaffee Alt Wien(カフェ・アルト・ウィーン)

ドアを開けるまで少しドキドキするような、ウィーン旧市街の路地裏に佇む、どこか懐かしい雰囲気の「カフェ・アルト・ウィーン」。
でも一歩足を踏み入れると、そこには赤いソファやポスターが彩る、懐かしいレトロ空間が広がります。
スタッフのおじいちゃんが可愛くて、名物シュニッツェル、素朴なザッハートルテまで…メニューも意外と豊富で、価格もお手頃。
Kaffee Alt Wien(カフェ・アルト・ウィーン)
Bäckerstraße 9, 1010 Wien, オーストリア
営業時間/10:00 - 00:00(土〜月のみ9:00開店)
ウィーンでオーストリア料理を味わえるおすすめレストラン
ウィーンを初めて訪れるなら、音楽や美術と同じくらい楽しみにしたいのが伝統的なオーストリア料理。
「ウィーナーシュニッツェル」「ターフェルシュピッツ」など、代表的なメニューとウィーンおすすめのレストランをご紹介します。
ウィーンのレストラン1. Restaurant Meissl & Schadn Wien(マイスル・アンド・シャードン)

お目当てはもちろん、テレビで「世界一」とも称された、ウィーナーシュニッツェル(Wiener Schnitzel)。
薄く延ばした肉にパン粉の衣を付けて揚げたこの料理は、日本のとんかつにも似ていますが、その大きさと薄さにまず驚かされます。
味はもちろん、グラス越しで実際にシュニッツェルを作っている工程も楽しめます。
Restaurant Meissl & Schadn Wien(マイスル・アンド・シャードン)
Schubertring 10-12, 1010 Wien, オーストリア
営業時間/12:00 - 23:30
ウィーンのレストラン2. Figlmüller(フィグルミュラー)

シュテファン大聖堂のすぐ裏手、1905年創業のフィグルミュラー。
フィグルミュラーでは伝統的に子牛肉ではなく、上質な豚肉を使用しており、特製のパン粉をまとった衣は香ばしくカリカリ。
オーストリア風ポテトサラダのエルダプフェルザラート(Erdäpfelsalat)と一緒に食べましょう。
マヨネーズを使わず、ビネガーとマスタード、ブイヨンで味付けされており、さっぱりとした味わい。
ヴィーナー・シュニッツェルの付け合わせとしても定番です。
ちなみに、フィグルミュラーは超人気店のため事前予約が必須。
Figlmüller – Restaurant Wollzeile(フィグルミュラー・ヴォルツァイレ)
Wollzeile 5, 1010 Wien, オーストリア
営業時間/11:00 - 23:30
ウィーンのレストラン3. Plachutta(プラフッタ)

ウィーン名物のひとつ、ターフェルシュピッツ(Tafelspitz)。
香味野菜とともにゆっくり煮込まれた牛肉に、ホースラディッシュとリンゴのソースを添えていただく、やさしい味わいの煮込み料理です。
かつて皇帝フランツ・ヨーゼフ1世も愛したことから「皇帝の料理」とも呼ばれています。

この料理を味わうなら、やはり名店「プラフッタ(Plachutta)」。
緑を基調とした、洗練された雰囲気です。

プラフッタの食べ方は「三段階の楽しみ方」が定番。
まずは、あつあつのスープをコンソメ風に。次に、骨髄をパンに塗って濃厚な前菜に。
そして、メインの牛肉には、チャイブ入りのクリームソースや、リンゴとホースラディッシュの「アプフェルクレーム」をたっぷり添えていただきます。
じっくり煮込まれた牛肉はほろほろで、爽やかなソースとの相性も抜群。
見た目はシンプルでも、味は奥深く、どこか懐かしさを感じさせるような優しい料理です。
Plachutta(プラフッタ)
Wollzeile 38, 1010 Wien, オーストリア
営業時間/11:30 - 23:30
ウィーンのレストラン4. Esterhazy-Keller(エスターハージーケラー)

エスターハージー公爵家ゆかりの、地下ワイン貯蔵庫を改装した老舗レストラン。
シュテファン寺院から徒歩約5分という好立地にあり、地元の人や観光客にも人気です。
こちらでは、子牛の心臓や肺などの内臓を、濃厚なソースで煮込んだウィーンの伝統料理「ボイシェル」をいただきました。
モツ特有の旨みと香ばしいグレイビーが特徴で、19世紀から親しまれてきたとか。
香りのよいパンのダンプリングと一緒にいただくのが定番です。
Esterhazy-Keller(エスターハージーケラー)
Haarhof 1, 1010 Wien, オーストリア
営業時間/11:30 - 23:30
ウィーンのレストラン5. Bitzinger Sausage Stand(ビッツィンガー)

ウィーン名物のウィンナーソーセージは、香ばしく燻製された細めのソーセージで、パンに挟んだり、そのままマスタードやホースラディッシュを添えていただきます。
ウィーン国立オペラ座前のビッツィンガー・スタンドが特に有名で、観光客にも地元民にも大人気です。
ソーセージ片手に立ち飲みビールが楽しめる、ウィーンらしいグルメスポットですよ。
ウィーンの魅力は「食」にもあり!
格式高い老舗カフェから地元民に愛される隠れ家的なお店まで、ウィーンには個性豊かなカフェが点在。
さらに、ウィーナーシュニッツェルやターフェルシュピッツといったオーストリアならではの伝統料理も外せません。
一人でも入りやすいお店も多いので、初めてのウィーンでも気軽にグルメ旅が楽しめます。
朝のカフェタイムから夜のビールまで、五感でウィーンを堪能してみてくださいね。
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