360度、本に囲まれてみませんか?ストックホルム市立図書館の見どころ3選
Updated 2024-09-06目次
北欧の建築に触れたいなら、ストックホルム市立図書館は見逃せないスポット。どんなところが魅力?アクセスは?など、観光の際に知っておきたい情報をお届けします。
一般の図書館とは思えない、見事な建築をご堪能あれ!
ぜひ、最後までお読みください。本ページはプロモーションが含まれています。
ストックホルム市立図書館とは?
メトロから降りて、ロードマンスガータン(Rådmansgatan)駅を出ると、美しい丘に広がる公園が出迎えます。その頂上から見える、オレンジ色の円筒形の建物がストックホルム市立図書館。
この素晴らしい建築を手掛けたのは、モダン建築の巨匠エリック・グンナール・アスプルンド(Erik Gunnar Asplund)。
単に本を借りる・読む場所ではなく、建物自体が「芸術品」のようで、その存在感に圧倒されることでしょう。
ストックホルム市立図書館の見どころ
ストックホルム市立図書館は、モダン建築の巨匠、アスプルンドによって設計され、1928年にその幕を開けました。当時の風潮を色濃く反映したこの建築物は、現在ではその存在感とともに、アスプルンドの功績を世に示す1つの証となっています。
そんな建築ファンは特に必見な、ストックホルム市立図書館の見どころをご紹介します。
見どころ1. アスプルンドによる、新しい「本」の世界
「スウェーデンの建築の父」とまで呼ばれた、アスプルンド。
彼の作品の中でも特に有名なものは、世界遺産にも登録された「森の墓地」。その静謐な雰囲気とアートとしての価値を持つ独特なデザインで、訪れる旅行者を魅了してやみません。
その彼が設計したストックホルム市立図書館は、まさに彼の建築哲学が凝縮された1つの作品。その内外の美しさ、そして実用性とアートの両立は、まさにアスプルンドの天才性を証明するものです。
見どころ2. 360度本に囲まれる読書体験
ストックホルム市立図書館の一番の特徴は、開架式を採用していること。
この開架式がもたらす最大の魅力は、その360度のすべてが本で囲まれた圧巻のパノラマ。
広々とした館内、そして天井まで続く書棚の並びは、まさに「本の海」を体現したかのような風景を作り出しています。
また吹き抜けとなったエントランスホールは、その高さと美しさで訪れる人々を圧倒します。天井まで続く本の棚と、それを見上げる人々の姿が作り出すコントラストは、まさに美しい絵画の一コマを思わせる光景。
見どころ3. ここは知の宝庫。豊富なコレクションに触れてみよう
美しいだけでなく、ここは知識の宝庫。ストックホルム市立図書館では、幅広いジャンルの膨大なコレクションが堂々と並び、北欧文学から世界の歴史まで、興味を引く本が揃っています。
この図書館だとただ本を読むだけでなく、「読書体験」そのものもまた特別なものに。
まず目に入るのは、アスプルンドがデザインした美しいインテリアやオブジェが飾られた専門書エリア。ここにはさまざまな分野の専門書が並び、興味のある分野の深い知識を追求するのに最適な場所となっています。
そしてその奥には、キッズコーナーが。ここには、スウェーデンの子供たちに愛され続けている「ムーミン」や「長くつ下のピッピ」などの絵本が豊富に並んでいます。ぜひ観光するだけでなく、実際に本を手に取り、スウェーデンの文化に触れてみてください。
ストックホルム市立図書館の観光に役立つ情報
旅行中は効率よく、かつ充実した時間を過ごしたいもの。ストックホルム市立図書館での観光に役立つ情報をお届けします。
営業時間と入場料
ストックホルム市立図書館は、入館料が無料であるため、誰でも気軽に利用することができます。本が好きな方はもちろん、ヨーロッパの建築を見たい方におすすめの場所です。
ただここは、あくまでも一般の市立図書館。地元の方や学生が通っています。静かに、周りの迷惑にならないようにしましょう。
ストックホルム市立図書館は通年で営業していますが、注意が必要なのが営業時間。時期によってまた、曜日によって営業時間が異なるので、必ず事前に確認してください。
アクセス情報
地下鉄のグリーンラインに乗ってOdenplan(オーデンプラン)駅で降り、駅を出て3分ほどの距離を歩けば到着します。
ストックホルム市立図書館|ここにしかない読書体験
「図書館」の枠を超えて、アスプルンドの設計する建築美を感じる時間、そしてスウェーデンの文化に触れる時間。
観光の計画にぜひ組み込んで、スウェーデン建築の魅力に触れてみてください。
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