スカンセンの見どころ3選|スウェーデンを体験し、心も癒そう
Updated 2024-09-06目次
ストックホルムにある巨大な野外博物館。そこは単なる博物館ではなく、五感を使ってスウェーデンを体験できる場所。
スウェーデンの心地よい風を感じながら、過去へのタイムスリップを楽しんでみませんか?
この記事ではそんなスカンセンの魅力やアクセスなど役立つ情報をご紹介します。
ぜひ、最後までお読みください。本ページはプロモーションが含まれています。
スカンセンとは?
スカンセンは、ストックホルム中心部から少し離れた、ユールゴーデン島(Djurgården)にある、世界で初めて建設された野外博物館であり、自然公園でもあります。
1891年に世界で最初に創設されたこの「野外」博物館。工業化より、自然と伝統的な地方の暮らしが失われることを恐れた一人の民族学者が、その記憶を後世に伝えるための場所としてつくりました。
スウェーデンの伝統的な家屋や建物、それに囲まれるようにして広がる自然、そしてタイプスリップしたかのような「昔のスウェーデン」を体験することができます。
スカンセンの見どころ
ストックホルムで育った子供たちが、少なくとも一度は訪れるというスカンセン。
その人気の秘密は、時代を超えて愛されるその独特な魅力にあります。
スカンセンの見どころ1. 昔のスウェーデンへタイムスリップ
スカンセンの始まりは、19世紀に遡ります。
民族学者のアルトゥール・ハゼリウス(Artur Hazelius)が、スウェーデン全土から集めた伝統的な家屋や建築物を、1箇所に集めて展示することを思いつきました。
彼の目的は、産業革命が急速に進む時代において、伝統文化を保持し、後世に伝えていくこと。
そしてスウェーデン全土の文化と自然を一堂にあわせる、30ヘクタールもの広大な敷地を持つ博物館が誕生したのです。
一歩スカンセンに足を踏み入れると、さまざまな時代、さまざまな地方から移築された150以上の建築物があなたを待っています。
その中には、20世紀初頭のタウンハウス、北部のサーミ人の特異な住居から、南部スコーネの広大な農園まで、スカンセン内ではスウェーデン各地から移築された歴史的な風景が広がります。ここではスウェーデンをいろんな視点から知ることができるでしょう。動物園や水族館、工房も併設。子供からお年寄りまでが楽しめる工夫が随所に散りばめられています。
ちなみに、スカンセンという名前は「小さな砦」という意味。17世紀にはここに砦が築かれ、ストックホルムを守っていたそうです。
またスカンセンは、カメラに収めたくなるような絵画のような風景がたくさん広がり、フォトジェニックなスポットの宝庫。ぜひカメラを忘れずに。
スカンセンの見どころ2. 工房の街
特に「工房の街(Stadskvarteren)」は必見。
実際に焼きたてのパンを食べることが出来るベーカリーやガラス工房、雑貨屋など、当時を再現したお店が並んでいます。
小腹が空いたら、ヘラジカのラップサンドに挑戦してみてください。珍しい食体験も、スウェーデン旅行の醍醐味です。
スウェーデンの伝統工芸品やリサーラーソンなどスウェーデンブランドを扱うお土産ショップも充実。ショッピングも楽しめます。
スカンセンの見どころ3. スウェーデンのイベント
タイミングが合えばぜひ訪れてほしいのが、スカンセンで開催される祭りやイベント。スカンセンでは季節ごとにイベントが開催され、ミッドサマー(夏至祭)、イースターやクリスマス、年越しといったスウェーデンの伝統的な祭りをスウェーデン人同様に楽しむことができます。
それぞれのイベントに合わせて変わる風景を楽しむのも、スカンセンを訪れる楽しみの1つです。
ミッドサマー祭は、スウェーデンの最も大切な祝祭。スカンセンでは、スウェーデンの伝統的な踊りや歌、楽しみ方を学びながら、まるで地元の人々の一員になったかのように祭りを楽しむことができます。
また人気なのはクリスマスマーケット。その魅力は、スウェーデンロイヤルファミリーのソフィア妃が訪れたほど。
イベントカレンダーをチェックして、訪れる時期を計画するのもおすすめです。
スカンセンの観光に役立つ情報
スカンセンの営業時間と入場料
スカンセンは通年で営業しており、季節によって営業時間が変動します。
一般的には午前10時から午後17時が営業時間となっていますが、特別なイベントや季節によって変更されます。訪れる前に公式ウェブサイトで最新の営業情報を確認しましょう。
スカンセンの入場料は大人が185SEK〜220SEK、季節によって異なります。
スカンセンのアクセス情報
ストックホルム中央駅から徒歩で30分ほどです。効率的な移動手段としてバス&トラムがおすすめ。
Klarabergsgatanから始めて、69番バスに乗り、Stockholm Nybroplanで7番トラムに乗り換えます。そして、ユールゴーデン島に到着したら、そこでトラムを降りてスカンセンで下車。
別のルートとして、地下鉄13番に乗ってKarlaplanで下車し、そこから67番バスに乗り、5つめのバス停であるスカンセンで降りる方法もあります。
ゆっくり楽しみたいスカンセン
スカンセンは歴史を五感で体験するための場所なので、ぜひ時間をたっぷり取って、その魅力を満喫してみてください。半日程度を目安にすると良いでしょう。
また、「ストックホルム唯一の動物園」でもあるスカンセンで、北欧らしい動物との出会いも楽めます。館内を一周する列車も運行しているので、足を休めながら景色を楽しむことも可能。高台から見下ろすストックホルムの街並みは、夜になると美しい夜景スポットになるのでお見逃しなく。
この歴史的な地には、時間を忘れて過ごす癒しの空間が広がっています。
都会の喧騒から逃れ、自然の中でリラックスしたい方、歴史を学び、自然に触れ、異文化体験をするためには絶好のスポットです。
ストックホルムを訪れる際には、ぜひスカンセンを訪れてみてください。
スカンセン(Skansen)
Djurgårdsslätten 49-51, 115 21 Stockholm
Tel./ +46-8-442 82 00
営業時間/公式サイト
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