街中がキラキラ輝くクリスマスシーズン。
雪が降り積もり、日照時間が短い北欧だからこそ、この季節のイルミネーションやクリスマスムードを一層楽しむことが出来ます。
そんな北欧のクリスマス料理をご紹介します。
デンマークのクリスマス
デンマークではクリスマスはJul (ユール)といいます。
豪華なディナーと家族の時間を楽しむ、年一番のイベント。
そんなデンマークでは、どんなクリスマス料理を楽しむのでしょうか?
ディナー編
フレスケスタグ (Flæskesteg)
ハムがメインのスウェーデンやフィンランドとは異なり、デンマークのメインディッシュはフレスケスタグと呼ばれるローストポーク。
豚肉の塊の皮の部分に細かい切り目を入れ、オーブンでじっくりと焼き上げます。
皮の部分がいかに「パリパリ」としているのかが重要。中は柔らかくとてもジューシー! クセがなくシンプルな料理なので、とても食べやすいです。
付け合わせの定番は、Brunede kartofler(ブリュンネ・カルトッフラー)という、ジャガイモのカラメル和え。またグレイビーソースをかけていただくのがデンマーク流です。
リュドコール (rødkål)
鮮やかな赤ピンク色が印象的な、赤キャベツを蒸して煮たサラダのような付け合わせがリュドコール。
ちょっと酸っぱく、ローストポークの重さを中和してくれます。 日本ではあまり食べたことのない、クセになる味です。
実際デンマークでは、こちらのリュドコールを手作りで作る人は少ないです。なぜならスーパーで一年中売られているから。ビュッフェや付け合わせで見かけたらぜひお試しを。
デザート編
エブレスキュー (Æbleskiver)
一見「たこ焼き?」のような形をしているエブレスキュー。日本のたこ焼き機のような「エブレスキュー焼き器」がデンマークにはあり、たこ焼きと似たようなレシピで球状のケーキを作ります。ベリージャムと粉砂糖をふりかけたら完成。
外はカリっと、中はふわっと。味はパンケーキに似ています。思わずたくさん食べてしまう、そんな一口デザートです。
リースアラマン (Ris a la mande)
フィンランドやスウェーデン同様、クリスマスのデザートで定番なのが、ライスプディング。 家庭によって味は異なりますが、牛乳にクリームやバニラがベース。
そしてデンマークの定番はチェリーソース。 そして、鍋にはアーモンドが一粒丸ごと入れ、取り分けた際にアーモンドが入っていた人は、プレゼントをもらうことが出来ます。牛乳にお米・・・どんな味か気になる方はぜひ食べてみて!
ドリンク編
ユールボィグ (Julebryg)
デンマークではGløgg(グリュッグ)と呼ばれる、北欧定番のホットワインのほかに、ユールボィグというクリスマスビールも人気。
デンマークの数ある醸造所がクリスマス時期のみ、期間限定で発売します。
気になるクリスマス料理は見つかりましたか?
クリスマス時期にデンマークに旅行をされる方は、ぜひデンマークのクリスマス料理を試してみてください。