北欧ってどこ?北欧5カ国、魅力と文化の深堀りガイド
Updated 2024-09-06目次
- 北欧の国ってどこを指すの?
- 北欧デザインしか思いつかない
- 北欧は何が魅力なの?
北欧と聞いて、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか?
極寒の地、福祉の国、オーロラ、フィヨルド、日本でも人気な北欧デザイン...。北欧の魅力はそれだけに留まりません。
この記事では北欧の魅力や文化を深掘りし、在住者の目線から北欧の国々を解説します。
ぜひ、最後までお読みください。本ページはプロモーションが含まれています。
北欧とは?5つの国の共通性
- スウェーデン
- ノルウェー
- デンマーク
- フィンランド
- アイスランド
この5カ国を「北欧」指すことが一般的です。
これらの国々は、独自の特色を持つ一方で、共通する価値観や社会制度、さらには歴史的背景を共有しています。
では具体的にどんな特色があるのでしょうか?
北欧諸国の特色1. 福祉|国が人々の安心を提供する
北欧といえば「福祉」を重い浮かべる方も多いのでは?
スウェーデン在住者の目線も、福祉が手厚いと感じます。
公的な教育や医療はほぼ無料、母親や父親が子育てと仕事を両立するためのサポート、そして高齢者へのサポートは、日本と比べてとても充実していることを実感。
このような制度が生まれた背景には、「全員が公平に生活を楽しむことができる社会」を目指す北欧の国々の共通の価値観があります。
「人々が安心して暮らすことができる環境を作ることで、国全体が幸せになる」という考え方を大切にしているのです。
北欧諸国の特色2. 歴史|共生と調和の教訓
北欧の歴史は「自然と人間の共生」「異なる文化との調和」の教訓で満ちています。
昔から厳しい自然環境に立ち向かいながら生活を営んできた北欧の人々。ヴァイキングの時代から中世、そして現代に至るまで、北欧の歴史は戦争と平和、貧困と豊かさの間で揺れ動きながら進化してきました。
自然と調和して生きる術を身につけ、他者を尊重し、共に生きることの大切さを学んでいます。これらの教訓は、現在の北欧の社会や価値観に深く影響を与えているでしょう。
北欧諸国の特色3. 政治|高い透明性
そして北欧と言えば、公正で透明性の高い政治。国民一人ひとりがその社会の一部として尊重され、その意見が政策形成に反映されます。
このような公正な政治体制は、高い税率と引き換えに国民に提供される公共サービスの充実を支えています。
北欧諸国の特色4. 文化|自然と調和する
北欧に足を運んでみると、北欧の文化は自然への敬意、そして人々の暮らしの中に深く根付いた「デザイン思考」から成り立っていることに気づくでしょう。
スウェーデンのイケア、デンマークのレゴ、フィンランドのマリメッコなど、北欧デザインはシンプルで機能的、そして美しく、これらの価値観を象徴しています。
北欧人のライフスタイルは「自然と調和しながら豊かな生活を享受する」という考え方。北欧デザインの家具が彩るインテリア、湖でのスイミングといったアウトドア活動など、その日常は穏やかでありながらも非常に魅力的です。
以上、北欧の国々の魅力について、福祉、歴史、政治、文化という視点からお伝えしてきました。
次は、それぞれの国の特徴と魅力をお届けします。
北欧各国の魅力と特色
北欧ではノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、そしてアイスランドと5カ国ありますが、それぞれの国がが異なる特色を持ちつつ、共通する価値観を共有しています。
では、具体的にそれぞれの国がどのような特徴を持っているのか、見ていきましょう。
スウェーデン|美しいアーキテクチャと水辺の都市
スウェーデンは北欧で最大で、美しい都市風景と豊かな自然環境が調和した国。首都ストックホルムは水と緑に囲まれた静かな街並みが魅力です。
時間をさかのぼるような趣きを持つガムラスタンや、スタジオジブリ映画『魔女の宅急便』のモデルにもなった美しい街ゴットランド島など、様々な風情を楽しむことができます。北部のキルナでは、幻想的なオーロラや、雪に覆われた静寂な風景が有名です。
この国は「Lagom(ラーゴム)」がキーワード。「ちょうどよい」を意味し、スウェーデン人の社会観を表しています。「やりすぎない」「がんばりすぎない」、他人と差をつけず、みんなが平等に生活する――そんな精神が息づいています。
- 国名 スウェーデン王国
- 首都 ストックホルム
- 面積 約45万k㎡(日本の約1.2倍)
- 人口 約1,042万人
- 言語 スウェーデン語
- 通貨 スウェーデンクローナ(SEK)
- 時差 -8時間(サマータイム-7時間)
ノルウェー|壮大な自然と絶景スポットの宝庫
ノルウェーの首都オスロは、数多くの美術館や博物館が点在する文化都市。ヴィキング船博物館やエドヴァルド・ムンクの作品が展示されているムンク美術館など見どころがたくさん。
一方、ノルウェーの真髄ともいえるフィヨルドは、自然の雄大さを感じることができる観光スポット。
ノルウェーはまさに「絶景の宝庫」で、ゲイランゲルフィヨルドやノールフィヨルドなど、その壮大な景色は必見です。
ベルゲンの世界遺産・ブリッゲン地区は、色とりどりの建物が立ち並ぶ景観が特徴的で、訪れた方々を楽しませます。
フロム鉄道では、ダイナミックな自然の風景をじっくりと眺めましょう。
そんな自然も都会も楽しめる国がノルウェーです。
- 国名 ノルウェー王国
- 首都 オスロ
- 面積 約38.6万k㎡(日本とほぼ同じ)
- 人口 約540万人
- 言語 ノルウェー語
- 通貨 ノルウェークローネ(NOK)
- 時差 -8時間(サマータイム-7時間)
フィンランド|自然溢れる国とデザインの先駆者
フィンランドと言えば、豊かな自然環境と極地の美しさを思い浮かべる方も多いでしょう。
国土の3分の1が北極圏内に位置し、美しいオーロラを観察できることで知られています。
フィンランドは北欧デザインの中心地としても知られています。シンプルで機能的、そして美しいフィンランドのデザインは、アルヴァ・アールトやマリメッコなど、世界的に著名なデザイナーやブランドを生み出しました。
フィンランドの首都ヘルシンキは、海に面した美しい都市。市内には北欧デザインの宝庫ともいえるデザインミュージアムや、アールヌーヴォ様式の美しい建築物が立ち並びます。
忘れてはならないのが、サンタクロースの故郷ロヴァニエミ。サンタクロース村を訪れれば、一年中クリスマスを楽しむことができます。
- 国名 フィンランド共和国
- 首都 ヘルシンキ
- 面積 約33.8万k㎡
- 人口 約554万人
- 言語 フィンランド語
- 通貨 ユーロ(EUR)
- 時差 -7時間(サマータイム-6時間)
デンマーク|カラフルな風景と美術の宝庫
デンマークは、その小さな国土のなかに多彩な魅力を持つ国。首都コペンハーゲンは、カラフルな建物が並ぶ美しい海岸線の風景で知られ、テーマパークのチボリ公園は家族連れに大人気。
童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンの生誕地として知られるオーデンセは、風情あふれる街並みが魅力の観光スポットです。
コペンハーゲンは持続可能な都市開発を進めており、自転車の利用者が多いなど、環境に配慮した生活を実践。心地よさの追求と環境に優しい都市開発、その両方を体現しています。
デンマークは「ヒュッゲ(Hygge)」という、心地よさや幸せを感じる時間を大切にする文化があります。家族や友人と過ごす時間、心地よい空間でリラックスすることが、デンマーク人の生活に欠かせない一部です。
- 国名 デンマーク王国
- 首都 コペンハーゲン
- 面積 約4.3万k㎡(九州とほぼ同じ)
- 人口 約585万人
- 言語 デンマーク語
- 通貨 デンマーククローネ (DKK)
- 時差 -8時間(サマータイム-7時間)
アイスランド|氷の国
最後に紹介するのはアイスランド。アイスランドの首都レイキャビクは、色とりどりの建物が並ぶ美しい都市。その中心にあるハリグリムス教会の展望台からは、街並みを一望することができます。アイスランドの魅力は何と言ってもその壮大な自然。ブルーラグーンの温泉でリラックスするのもおすすめです。
アイスランド人は人口が少ないことから、強固なコミュニティを形成し、助け合いの精神が根付いた国民。そのためアイスランドは社会的信頼感が非常に高い国とされています。
- 国名 アイスランド共和国
- 首都 レイキャビク
- 面積 10.3万km²
- 人口 約36万人
- 言語 アイスランド語
- 通貨 アイスランドクローナ(ISK)
- 時差 -9時間(サマータイム-8時間)
北欧5国の基本的な情報一覧
ビザ・入国情報
日本国籍をお持ちの方で、一般的な旅行(6ヶ月間で90日以内の滞在)であれば、ビザは不要です。
- 有効期限が滞在期間+3ヶ月ある
- 10年以内に発行されている
電圧
220/230ボルト・50ヘルツ
日本の電化製品を使用する際は、タイプCの変圧器が必要です。
気候
北欧の四季は、比較的はっきりと分かれています。涼しく過ごしやすい夏は日の長さを楽しむことができ、冬は防寒対策をしっかり行いましょう。
北欧の国々を旅する
以上、北欧の5カ国をご紹介しました。
それぞれが持つ魅力と特色を存分に感じ、理解することで、より深く北欧を楽しむことができるでしょう。
あなたの旅は、どの国から始めますか?
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